新年あけましておめでとうございます。
本年も子供たちの成長を温かく見守っていただけると幸いです。
コタン校は、一週間の冬休みを終えて再開しました。
子供たちと先生は、休暇を楽しんで、家族や友人と充実した時間を過ごすことができたと思います。
<コタン校>
『はじめての自転車』
自転車の乗り方を覚えてもらうるために、6台の自転車を学校に導入しました。
山間部にあるコタン校は、地理的に自転車の乗り方を覚えるのは困難なため、学校での自転車講習はこの地域では非常に珍しいです。
そのため、全学年の子供たちが乗ることを学べれるように、各サイズの自転車を用意しました。
先生が見守る中、子供たちは楽しそうに自転車の乗り方を覚えています。
多くの子供にとって、自転車に乗る経験したのは人生で間違いなく初めてです。
『ランドセルが届く』
子供たちがずっと待ち望んでいた瞬間が遂に訪れました!
”愛のランドセル寄付プロジェクト”の一環でYouMe Schoolコタン校に通う小学校2年生から6年生の子供たち、54人全員にランドセルがプレゼントされました。
寄贈式では、シャラド・ライ代表から直接子供たちに手渡されました。
子供たちは自分のスクールバックを手にし、とても興奮していました。
また、当日は子供たちの日頃のクラブ活動(ダンス)などを披露し、このプログラムは大盛況でした。
<モラン校>
『3学期試験と結果発表』
モラン校では、年末年始にかけて3学期の試験が行われました。
テストが終わった直後の子供たちの様子です↓↓↓
あの問題の答えは?あの問題出題されたね!などなど、子供たち同士で答え合わせをしています。
なんだか日本の学生と変わらない様子ですね。
三学期試験が終了すると、保護者の方に自分の子供の成績や学校生活を把握してもらうため学校にお呼びし、テスト結果を配布しました。保護者は子供の学習状況のすべてを知る権利があり、その情報を正確に知らせることは学校の義務です。
私たちは、このテスト配布が学校や自分の子供、そして保護者との強い信頼関係を築くのに役立つと信じています。
保護者に手を差し伸べ、話し合い、必要に応じて子供の成長や学校生活ついて話し合うことが重要です。
引き続き、保護者や地域との関係を大事にしながら学校を運営して参ります。
『ピクニック』
コタン校と違い冬休みはありませんが、モラン校で3学期試験が終わった1月20日に、学校からスクールバスで2時間の距離にあるシムサールのベタニでピクニックを催しました。
モラン校の生徒は、校外学習やピクニックといった課外活動に積極的です。
同級生や他学年の友人と一緒に食事やアクティビティを楽しんだりするこの様々な活動を通じて生徒が視野を広げることを常に奨励しています。
子供たちはこのピクニック会場をとても気に入り、この特別な日に計画していたダンスやゲームなど、すべての活動を楽しみました。
ピクニックは、子供たちにとても好評なため、学校では毎年必ずピクニックをすることに決めています。
<オンライン授業プロジェクト>
『母校への想い』
最近、バラハ校で新しいオンラインクラスオペレーターを募集し、学士号を取得したばかりの地元の青年を採用しました。
彼の名前は、アマル・スベディさん。
彼はこの学校の卒業生でもあります。
地元の人々の関与は、雇用を提供するだけでなく、自分の住む地域の教育システムの脆弱性を理解し、それを改善するために努力してくれるので、さまざまなメリットがあると強く信じています。
アマルさんは、オンライン授業によって質の高い教育の土台が作られようとしている母校に協力することを非常に喜んでいます。
彼のような人がオンライン教育を通じて地元の村を変えていく決意を抱いてくれることは、バラハの生徒やこのプロジェクトにとっても良いことです。
<愛のランドセル寄付プロジェクト>
カルナリ州での約1万5千個のランドセル配布が終わり、年末年始にかけてコタン郡でのランドセル受け渡しを実施しました。
ハレシ市の一番大きな受け渡し式(イベント)の詳細をお伝えします。
この会場は、YouMeSchoolコタン校から近い公立学校の校庭を借りて設営されました。
周辺地域にある公立学校の対象生徒、およそ2000人の受け渡し予定で、最大規模の会場となりました。
このような大きなイベントが無い地域なので会場から作る必要がありました。
YouMe Schoolコタン校の拡張工事に当たっていたチームが協力してくれました。
レンガで土台を作り竹を切って柱にしていきました。
当日の朝は、受け渡し時間前から多くの子供たちが集まり始めていました。
この会場では、遠いところからは数時間かけて来てくれるたくさんの子供たちに、より楽しんでもらうための企画を用意していました。
用意していたのは歌とダンスでした。
地域の伝統的な踊りの他に、カトマンズからこの企画に賛同してくれた歌手とブレイクダンスチームを招き、みんなの前で披露してもらいました。
歌手はRupak Dotel(ルパック・ドテル)さん。 その歌声で会場を盛り上げていました。
ブレイクダンスチームは、Nepal Hip Hop Foundation (NHF)というネパール でも屈指の実力派チームです。
初めてこのようなダンスを目にした子供達や地元住民は大盛り上がりでした。
カトマンズからは、悪路を8時間以上の場所、高い山の上で空気も薄く、足場は剥き出しのレンガの上に輸送で使用したダンボールで急遽あしらえたものでしたが、 皆さん本当に素晴らしいパフォーマンスを披露してくれました。
コタン郡の女性議員、Usha Kala Rai(ウシャ カラ・ライ)さんがスピーチを行なってくれました。
その他にも、オンラインスクールプロジェクトを行なっているリムチュンブン市のメジャー・ライ市長も応援に駆けつけてくれました。
最後のスピーチはシャラド・ライ代表が務めました。
この地域から巣立ち、このプロジェクトを日本から持ってきた人物として子供たちにも迎えられています。
シャラドは子供たちに、自分達が持っている可能性のことを熱く語りかけました。
ランドセルの受け渡しイベントは始まりから終わりまで大盛況でした。
多くの人々に支えられ、ランドセルは学校へ楽しく通ってほしいという想いと共に子供たちに届けられました。
この会場以外にも、コタン郡ディプリン、オカルドゥンガ郡、ラメチャップ郡の公立学校でもランドセルの配布を実施しました。
ランドセル約2万個の内、残りは約1000個です。
2月初旬からタプレジュン郡の公立学校、そしてオンライン授業PJ対象校のあるウダヤプール郡リムチュンブン市の公立学校にも順次配布予定です。
今月のご報告は以上になります。
引き続きご支援・ご声援のほど何卒宜しくお願い致します。